冬の北海道へ旅行を考えている方に向けて、雪がいつから積もるのか、スキー場はいつ開くのか、飛行機は飛ぶのかをまとめています。行く時期を決めるときの参考にしてください。

北海道の雪って、いつから積もるんだろう。旅行の日を決めるときに、いちばん気になるところですよね。調べてみたら、思っていたより早くて驚きました。
北海道の雪は、いつから積もりはじめますか?
気象庁の平年値では、札幌の初雪は10月28日です。手稲山の初冠雪はさらに早く、10月18日となっています(1991年から2020年の30年平均)。
ただし、初雪が降ることと、雪が積もり続けることは別です。10月の雪はすぐ溶けます。本格的に積もりはじめるのは12月の下旬からで、いちばん雪が多いのは1月から2月です。
最後に雪が降るのは、平年で4月21日。半年ちかく、雪の可能性がある期間が続きます。

山が白くなってから、街に初雪が来るまで10日ほど。手稲山の初冠雪の知らせは、冬のはじまりの合図なんですね。
スキー場はいつ開きますか?
2026年から2027年のシーズンの日程が、各スキー場から発表されはじめています。公式サイトで確かめた内容を並べました。
| スキー場 | 2026-27シーズンの営業開始 | 2026-27シーズンの営業終了 |
|---|---|---|
| ルスツリゾート | 例年11月末ごろ | 例年3月末ごろ |
| ニセコ東急 グラン・ヒラフ | 2026年11月28日(予定) | 2027年5月5日(予定) |
| キロロスノーワールド | 2026年11月28日(予定) | 2027年5月5日(予定) |
| 星野リゾート トマム | 2026年12月1日 | 2027年4月5日 |
ニセコやキロロは5月まで滑れる年もあります。春の連休に雪の上に立てるのは、北海道ならではです。
ルスツリゾートだけは、公式サイトに営業期間の記載が見当たらなかったため、例年の目安を載せています。10月から11月にかけて発表される見込みです。

ゴールデンウィークにスキーができると知って驚きました。本州の感覚だと、5月はもう初夏ですものね。
いつ行くのがいい? 月ごとのちがい
同じ冬でも、月によって雪の様子がまるで違います。
| 時期 | 雪の様子 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 12月 | 積もりはじめ。雪はまだ少なめ。スキー場は開いたばかり | 混雑を避けたい方 |
| 1月 | いちばん寒く、雪の質がよい時期。粉のような雪になる | 雪の質を求める方 |
| 2月 | 雪が安定して多い。さっぽろ雪まつりの時期 | 景色や行事を楽しみたい方 |
| 3月から4月 | 日が長く、寒さがゆるむ。雪は締まってくる | ゆったり過ごしたい方 |
雪の質を求めるなら1月から2月です。ただし、この時期は飛行機が止まりやすい時期でもあります。次の項目でくわしく書きます。

雪の質がいちばんよい時期と、飛行機が止まりやすい時期が重なっているんですね。どちらを取るか、悩ましいところです。
新千歳空港の欠航は、雪の量ではなく雪の質で決まります
ここが、この記事でいちばんお伝えしたいことです。
新千歳空港では、滑走路の雪の状態によって欠航が増えます。その目安が公表されていて、雪の種類によって数字がまるで違います。
| 雪の種類 | この深さを超えると欠航が増える |
|---|---|
| シャーベット状の雪 | 1.3センチ |
| 湿った雪 | 5.1センチ |
| 乾いた雪 | 7.1センチ |
シャーベット状の雪は、わずか1.3センチで危なくなります。乾いた雪の7.1センチと比べると、5倍以上の差です。
つまり、たくさん降ったかどうかより、どんな雪が降ったかのほうが効いてきます。気温が0度前後の、べたっとした雪の日がいちばん危ない。真冬のさらさらした雪のほうが、実は飛行機にとってはましなのです。
さらに、短い時間で一気に積もる大雪や吹雪のときは、除雪と安全の確認が追いつかず、遅れや欠航が増えます。実際に、滑走路の除雪を繰り返しても状態が改善せず、2本の滑走路が長時間閉鎖されたこともあります。
1月の欠航には特徴があります。毎日少しずつ止まるのではなく、特定の数日に100便以上がまとめて欠航します。運が悪い日に当たると、大きな影響を受けます。当日の運航状況は、航空会社の運航情報まとめから各社の公式ページで確かめられます。

雪の量ではなく雪の質で決まる、というのは目からうろこでした。気温が高めの日のほうが危ないなんて、思ってもみませんでした。
飛行機が止まったときに備えて
冬の北海道旅行では、飛行機が飛ばない日があることを前提に予定を組んでおくと、慌てずに済みます。
- 帰る日を、大事な予定の前日にしない。翌日に予備の日を1日とっておくと安心です
- 飛行機が着いても、その先の移動が進むとは限りません。空港から札幌や小樽へ向かう鉄道やバスも、大雪では乱れます
- 宿の連絡先を控えておく。延泊が必要になったとき、最初に相談する先になります
- 薬を使っている方は、多めに持っていく
- 空港で長く待つことを考えて、充電できるものを持っておく
長い距離を車で移動する日は、吹雪による視界の情報も確かめてください。北海道では、積もった深さより前が見えるかどうかで道路が止まります。

帰る日の翌日を空けておく。これだけで気持ちがずいぶん違うと思います。旅の最後に空港で慌てるのは、いちばん避けたいことですよね。
服装と持ちもの
- 靴がいちばん大事です。滑りにくい靴底のものを。街なかは踏み固められて、つるつるになっています
- 重ね着で調節する。屋内や乗りものの中は暖かいので、脱ぎ着しやすい形がよいです
- 手袋と帽子。耳が隠れるものがあると楽です
- 雪は上からも下からも来ます。丈の長い上着があると安心です
- 傘はあまり使いません。さらさらした雪は払えば落ちます

北海道の方が冬でも傘をささないと聞いて、最初は驚きました。雪の質が違うからなんですね。
よくある質問
北海道の雪はいつから積もりますか?
札幌の初雪は平年で10月28日ですが、この時期の雪はすぐ溶けます。積もり続けるのは12月の下旬からで、いちばん多いのは1月から2月です。最後に雪が降るのは平年で4月21日です。
スキー場はいつ開きますか?
北海道の主なスキー場は、例年11月末から12月初めに営業を始めます。ニセコやキロロは5月上旬まで滑れる年もあります。その年の雪の降り方で前後するため、開く日は10月から11月にかけて発表されます。旅行の日程が決まったら、行き先の公式のお知らせを確かめてください。
雪で飛行機が欠航しやすいのはいつですか?
1月がいちばん多くなります。ただし毎日少しずつではなく、特定の数日に100便以上がまとめて欠航するのが特徴です。
欠航しやすいのは、雪がたくさん降った日とは限りません。滑走路がシャーベット状になると1.3センチで危なくなり、乾いた雪なら7.1センチまで耐えられます。気温が0度前後の、べたっとした雪の日がいちばん止まりやすくなります。
冬の北海道で、車を借りても大丈夫ですか?
雪道に慣れていない方には、おすすめしにくいところです。北海道では、積もった深さより吹雪による視界の悪さで道路が止まります。晴れていても、強い風で雪が舞い上がれば前が見えなくなります。
鉄道やバス、送迎のある宿を使う方が安心です。どうしても車が必要なら、走る前に吹雪の視界情報を確かめてください。
札幌の街なかの積雪や交通は、どこで見られますか?
札幌の今の積雪、除雪車の出動情報、ライブカメラ、JR北海道の運行状況は、別の記事にまとめています。出かける前の確認にお使いください。

調べていていちばん驚いたのは、やはり空港の数字でした。シャーベット状なら1.3センチ。雪の量ではなく質なのだと、はっきり分かる数字ですね。
ほかの地域の雪の情報も、同じようにまとめています。
まとめ
北海道の雪は10月末に始まり、12月下旬から本格的に積もり、4月下旬まで続きます。スキー場は11月末から12月初めに開き、ニセコやキロロは5月まで滑れる年もあります。
雪の質を求めるなら1月から2月。ただし飛行機が止まりやすい時期でもあります。帰る日の翌日を1日空けておくと、気持ちに余裕が生まれます。
全国の積雪の状況や、ほかの地域の情報は、今日の積雪情報まとめでご覧いただけます。
雪の状況や運航情報は変わりやすいものです。実際に出かけるときは、必ず各公式サイトで最新の情報をご確認ください。

冬の北海道は、行く時期で表情がまるで違うんですね。調べているうちに、私も行きたくなってきました。これから向かう方の役に立てばうれしいです。


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