台風25号(ドゥージェン)が大型の勢力で北上を続けていて、来週の交通機関への影響が気になっている方も多いのではないでしょうか。新幹線の運休や計画運休の可能性、空の便への影響、そして気象庁とJTWC(米軍合同台風警報センター)の最新進路予想を、9月17日時点の情報をもとに整理しました。


現在の台風25号の状況
気象庁によると、台風第25号(ドゥージェン)は9月17日03時の実況でマリアナ諸島の北緯17度20分、東経149度35分にあり、北北東へ時速20キロ(10ノット)で進んでいます。中心気圧は996ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は20メートル毎秒(約74キロ毎時)、最大瞬間風速は30メートル毎秒(約111キロ毎時)です。
この台風で気になるのが大きさで、気象庁は「大型」に分類しています。風速15メートル以上の強風域は北側950キロ、南側440キロと、かなり広い範囲に風の影響が及ぶタイプです。交通機関への影響を考えるうえでは、中心がどこを通るかだけでなく、この強風域の広さも重要なポイントになってきます。
新幹線の運休はある?
結論から言うと、9月17日時点で新幹線の運休や計画運休の発表はまだ出ていません。気象庁の予報では、台風25号は9月20日03時に日本の南、9月21日03時には日本の東へ進む見通しで、本州への上陸は現時点で予報されていないためです。
ただし注意しておきたいのが、東海道新幹線の運転規制の考え方です。東海道新幹線は沿線の雨量や風速が基準を超えると速度規制や運転見合わせになる仕組みで、台風が上陸しなくても、太平洋側に大雨や強風をもたらすだけで影響が出ることがあります。台風25号の場合、9月21日03時時点の暴風警戒域は全域470キロまで広がる予報になっていて、予報円も本州の太平洋側にかかる位置にあります。進路が西寄りにずれた場合、東海道新幹線や東海道線沿線に雨や風の影響が出る可能性は残っています。
計画運休が発表される場合、JR東海やJR東日本では通常、運行の1日から2日前にアナウンスされることが多いので、9月19日から20日ごろの発表に注意しておくとよさそうです。旅行や出張の予定がある方は、この時期にJR各社の運行情報ページを確認しておくと安心です。
航空便への影響は?
航空便についても、9月17日時点で欠航や遅延の発表は出ていません。影響が出やすいのは、台風の中心や強風域がかかる路線です。
台風25号の進路を考えると、まず影響を受ける可能性があるのが小笠原諸島方面です。気象庁の予報では9月18日から19日にかけて台風が小笠原近海を通過する見込みで、この時期の父島航路(おがさわら丸)や周辺海域には影響が出そうです。
本州の空港については、台風が日本の東を通過する予報のため、羽田・成田を発着する太平洋側の路線で、9月20日から21日ごろに風の影響による遅延が出る可能性があります。特に台風25号は強風域が広いため、中心が離れていても横風の影響で着陸がやり直しになったり、機材のやりくりで遅れが出たりするケースは考えられます。伊豆諸島路線(八丈島など)は台風の進路に近い位置にあるため、他の路線より影響を受けやすい状況です。
各航空会社では通常、台風の影響が見込まれる場合、前日までに「事前欠航」や「条件付き運航」の案内を出します。予約がある方は、ANA・JALなど各社の運航状況ページとあわせて、予約便の変更手数料が無料になる特別対応が出ていないかもチェックしておくとよいと思います。

気象庁の最新進路予想
気象庁の予報円では、台風25号は9月17日15時に南鳥島近海(中心気圧990ヘクトパスカル)、9月18日03時に小笠原近海(985ヘクトパスカル)、9月19日03時にも小笠原近海(980ヘクトパスカル、最大風速30メートル毎秒=約111キロ毎時)と発達しながら進む見通しです。
その後9月20日03時には日本の南、北緯28度35分、東経138度50分付近で中心気圧975ヘクトパスカルに達し、暴風警戒域は全域350キロまで広がります。9月21日03時には日本の東、北緯32度55分、東経140度00分付近まで北上して暴風警戒域は全域470キロ、9月22日03時には北緯38度00分、東経147度25分付近まで北東へ加速する予報です。中心気圧は975ヘクトパスカルを保ったまま日本の東を通過していく見通しになっています。


JTWC(米軍)の最新進路予想
JTWCの警報によると、台風25号(24W・ドゥージェン)は12時間後に北緯21度00分・東経149度00分で最大風速55ノット(約102キロ毎時)、24時間後に北緯23度30分・東経146度30分で60ノット(約111キロ毎時)、48時間後には北緯25度30分・東経141度30分で65ノット(約120キロ毎時)まで発達する予想です。
60時間後から72時間後にかけては北緯26度42分から28度24分、東経139度48分から139度00分付近で最大風速70ノット(約130キロ毎時)とピークを迎え、96時間後の9月20日18時(UTC)には北緯32度54分・東経141度00分付近、120時間後の9月21日18時(UTC)には北緯39度12分・東経148度48分付近まで北東へ加速しながら、温帯低気圧へ変わっていく見通しとされています。気象庁の予報とほぼ同じ流れで、本州へ上陸せず日本の東を通過するコースが示されています。
まとめ
台風25号(ドゥージェン)による新幹線の運休や航空便の欠航は、9月17日時点でまだ発表されていません。気象庁とJTWCの予報はいずれも、台風が日本の東を通過して北東へ抜けるコースを示していて、本州への上陸は現時点で見込まれていません。
ただし大型の台風で強風域が広いため、9月20日から21日ごろにかけて太平洋側で風や雨の影響が出る可能性は残っています。特に伊豆諸島や小笠原諸島方面の交通機関は影響を受けやすい状況です。移動の予定がある方は、9月19日から20日ごろに各交通機関の運行情報を確認しておくことをおすすめします。

台風が上陸しなくても、大型だと強風域だけで交通が乱れることがあるので、油断できないところですね。特に今回は連休と重なる時期でもあるので、お出かけ予定のある方は前日の運行情報チェックを習慣にしておくと、慌てずに済むと思います。私も家族の予定を調整しながら、進路の続報を追いかけていきます。


※本記事は情報提供を目的としており、気象庁の公式発表ではありません。防災上の判断は、必ず気象庁やお住まいの自治体が発表する最新の情報をご確認ください。
▶ 気象庁「台風や大雨に関する最新の防災気象情報」
※避難情報(高齢者等避難・避難指示など)は、お住まいの自治体から発表されます。台風接近時は、自治体からの防災情報もあわせてご確認ください。


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