現在、台風6号(チャンミー)が発生中です。
この記事では、次に注目したい台風7号のたまご候補について、台風7号たまごの発生状況、米軍の最新情報、いつ台風になるのか、日本への影響、さらにWindyやヨーロッパ予想の見方まで解説します。
台風6号の最新情報についてはこちらの記事をお読みください。

台風のたまごとは?
- 台風のたまごは、これから台風になるかもしれない雲のかたまり(熱帯擾乱~熱帯低気圧)です。あたたかい海の上で、空気や雲が集まると少しずつ育っていきます。
- 台風のたまごは正式な気象用語ではなく、台風になりそうな雲のかたまりをわかりやすく呼んだ言葉です 。
- できても台風まで育たずに消えることもあります 。
- 逆に条件がそろうと、24時間ほどで台風に発達するときもあります 。
台風のたまごができる流れ
まず、海の上で湿った空気が集まって大きな雲のかたまりになります。そこへ、雲の中の水蒸気が増えて、まわりの空気を引き込みながら、少しずつ回転が強くなっていきます 。
この段階が進むと台風のたまご(熱帯擾乱~熱帯低気圧)になり、さらに風が強くなる(最大風速が17.2m/s以上)と台風になります 。
台風のたまごができやすい条件
- 海の水があたたかいこと。目安は海面水温26.5℃以上です 。
- 陸の上ではなく、海の上で発生する 。
- 赤道付近は雲を回す力が弱いので、台風になりにくい 。
- 北緯5度〜25度くらいの海では空気が集まりやすく、雲が育ちやすいためできやすい。
台風のたまごがよくできる場所
- フィリピンの近く
- 日本の南の海
- グアム周辺
現在の台風7号たまご状況

引用元:JTWC
↑こちらは、日本時間5月29日3時発行の米軍の台風監視機関であるJTWCの衛星画像です。
今現時点では「7号のたまご」はまだ明確ではありません。
今回のJTWC広域衛星図を見ると、西部太平洋にはモンスーントラフ(熱帯の雲帯)が広がっているものの、台風6号以外に明瞭な低圧部や循環を伴う対象は確認されていません。
ただし西太平洋は活発化しやすい時期へ
今後注意したいのは、フィリピン東方〜マリアナ諸島周辺の海域です。
このエリアは、
- 海面水温が高い
- モンスーン活動が活発化しやすい
- 雲の塊が発生しやすい
ため、一つ台風が発生すると、その後続けて次の熱帯擾乱ができるケースも珍しくありません。
特に台風6号が北上した後、その南側や東側で新たな雲のまとまりが形成される可能性はあります。
画像下にあるカラーマークの意味
- 🟡 LOW → 24時間以内の発達はほぼなし
- 🟠 MEDIUM → 発達の可能性あり(24時間以降)
- 🔴 HIGH → 24時間以内に台風化の可能性高い
- 🔵 SUBTROPICAL → 亜熱帯低気圧の可能性
- 🔺 赤い矢印マーク→すでに発生している台風
日本への影響は?
現段階では「台風7号のたまご」が具体化しているわけではないため、日本への直接的影響を述べる状況ではありません。
Windy・ヨーロッパ予想の見方
Windyでは、ECMWFやGFSなど複数モデルを並べて確認できます。
ヨーロッパ予想としてよく使われるECMWFの情報も表示を切り替えることで見ることが出来ます。
Windyの見方
Windyは、風・雨・気圧・雲などを地図上でリアルタイムに確認できる天気サイトです。
地図の右側のメニューを切り替えることで、風、雨、温度、雲、波などを見られます。見たい地点を表示してから時間スライダーを動かし、予想の変化を追うことができます。
特に台風シーズンは、気圧レイヤーを選んで等圧線の形を見るとわかりやすいです。等圧線が密集している場所ほど気圧差が大きく、風が強まりやすいです。→Windyで気圧レイヤーを見る
右側メニューで特に便利なのは:
| モード | 何がわかる? |
|---|---|
| 風 | 風の方向と強さ |
| 雨・雷 | 強い雨雲 |
| 衛星 | 雲の形 |
| 気圧 | 台風の中心 |
台風のたまごは?
気圧レイヤーで、海の上に
- 黄色
- オレンジ
- 赤
が丸っぽく集まって反時計回りの渦を巻いていたら注目です。→Windyで気圧レイヤーを見る
次に、 雨雲を見ます。
右側メニューで
- 「雨・雷」
または - 「衛星」
を選び、白い雲や赤い雨雲が
まるく集まる
と台風のたまごっぽいです。→Windyで衛星レイヤーを見る
次の日もまだ残っていたら、「強くなるかも」のサインです。
◎ 強くなりやすい
- 海水があたたかい
- 雲が丸い
- 形や円ががハッキリ
- 赤やオレンジが増える
△ まだ弱い
- 雲がバラバラ
- 形が小さい
- 陸に近い
執筆時の気圧レイヤーでは、台風6号以外に気になる低圧部はありませんでした。
モデルの選び方
Windyでは、画面右下のところで、ECMWF、GFS、ICONなどの予報モデルを切り替えて確認できます。ECMWFはヨーロッパ中期予報センターのモデルで、GFSはアメリカ、ICONはドイツのモデルです。
台風や低気圧の進路をざっくり見るなら、まずECMWFを基準にして、GFSやICONと見比べるのが実用的です。モデルごとに得意な時間帯や精度傾向が違うため、見比べて参考にしてください。
ECMWF、GFS、ICONは世界的に代表的な「数値予報モデル」で、それぞれ運用機関や精度・解像度に特徴があります。
ECMWF(欧州中期予報センター)
- 欧州中期予報センター(ECMWF)が運用するモデルで、世界最高クラスの精度と評価されています。
- 解像度が高く、中期(数日〜約1週間先)の気圧配置や風の流れを非常に安定して予報するため、航海・航空・登山など大局的な判断に重宝されます。
GFS(米国・NOAA)
- アメリカ海洋大気庁(NOAA)が運用するモデルで、世界全域をカバーし、無料で公開されているため、多くのアプリやサイトで採用されています。
- 解像度はやや粗く、日本周辺の地形や局地的な風向き・強度をやや甘く見がちですが、長期的な傾向や大規模な低気圧・高気圧の動きを見るのに適しています。
ICON(ドイツ気象局・DWD)
- ドイツ気象局(DWD)が運用するモデルで、ヨーロッパ~日本付近の気象を比較的シャープな解像度で予報します。
- 風や雲・雨の表現がやや細かく、短期的な予報(1~3日先)で有効ですが、ECMWFほど全体的な安定感・精度は高くないため、「ECMWFやGFSの補助・比較用」として使うケースが多いです。
台風のたまごリアルタイム現在地の確認方法
zoom.earth
米軍合同台風警報センター(JTWC)が発表している情報を掲載しているzoom.earthというサイトもあります。
zoom.earthでは、台風になりそうな低圧部(熱帯擾乱~熱帯低気圧)が紫の点で表示されます。必ず台風になるわけではありませんが、をリアルタイムで確認することが出来ます。

引用元:ZOOM.EARTH
執筆時のzoom.earthでも、台風6号以外に対象となる低圧部はありませんでした。
Windy
Windyのハリケーントラッカーモードで追うのも便利です。
Windyの画面右上にある表示アイコンからハリケーントラッカーモードを開くと、発生中の台風や熱帯低気圧の一覧が表示されます。見たい対象の低気圧や台風を選ぶと、進路予想が表示されます。

引用元:Windy
まとめ
現在、台風6号が発生中ですが、次の台風7号のたまごはまだ明確には確認されていません。
ただし、西部太平洋はこれから熱帯活動が活発化しやすい時期に入るため、台風6号に続いて新たに発生する可能性はあります。
今後数日間は、
- フィリピン東方海域
- マリアナ諸島周辺
- モンスーントラフの変化
に注目となりそうです。
※本記事は情報提供を目的としています。防災に関する正確な情報は、必ず気象庁や自治体の公式発表を確認してください。
→気象庁の台風情報
台風6号の最新情報についてはこちらの記事をお読みください。



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